無添加骨太住宅

前略、 大喜工務店さんで新築された方が、このような手紙を出される訳を、この棟上を経て実感しました。 施主として感謝の気持ちを文字として残したい、また、それが大喜工務店さんのエネルギーになっているのであれば、なお更の事だと思い、年の瀬も押し詰まりましたが、筆をとりました。
私の家探しは、約一年半前のマンション見学からスタートしました。「いつでも売れるからいいじゃない?」「駅から近いしね」なんて軽い気持ちでした。
しかし、私の生活スタイルでは無く、ローコストの建売一戸建てなら同価格帯で買えそうな事もあって、土地探し、工務店探しに明け暮れました。
そのうち、「無垢の家」に憧れ 長野県等遠方まで足をのばしました。きっと私以外にも「無垢の家作り」を探す人の苦労は半端ではないはずです。
また、不動産業のいやらしい部分も見ましたし、各社を比較するにも間取りを決め見積を作り上げていきますから時間がかかりました。それでも全体の価格は見えてこないので、
見れば見るほど、知れば知る程 混乱していくばかりでした。
そんな中、年初にホームページで知った大喜工務店さんから頂いた資料を見返しました。資料には、ひたすら「構造に自信がある」「使っている材料が違う」と言った事が書かれ
「××工法」「高級設備」「低価格」といった事が前面に出されている他の工務店さんとは明らかに違いました。ばっちり乾燥された大木の横で 誇らしげに写る社長の写真が印象的でした。
ただそれまでは、坪単価が高そうでしたので検討すらしていませんでした。
しかし、これまで「強い家を建てる」という重要な要素を忘れていたこともあり、踏ん切りをつけるためにも大喜工務店さんを訪ねました。
社長は、芸能人に例えると”松方弘樹さん”のような感じです。いつもは気さくに話していますが、構造の話になると一気に真剣な表情に変わります。私どもが出した間取り図面を見て一言、
「ひ弱。ダメ」。一から作り上げることになりました。パソコンの3D画面でイメージを確認していき、構造も合わせて確認できましたので決まるのは早かったです。
社長のご家族もすばらしく、娘が「猫と犬がいるおばちゃんの所へは、何回寝たら行くの?」とせっつくぐらい皆様に可愛がって頂き、長丁場になる打合せにも手を焼くことがありませんでした。
長男、次男さんもしっかりされていて、工務店さんの将来に心配が無く、安心してお任せ出来そうです。
実際大喜工務店さんの見積価格は、他の工務店さんと相違なく、見積はシンプルで、構造上の強さのお墨付きあるので安心感は何倍も違い、「値打ちがある」と思いました。
土地が広い事もあり 急遽平屋に変更しお騒がせしましたが、なんとか今秋に棟上の日を迎える事ができました。お陰様で強固な地盤にも恵まれ、基礎も頑丈にして頂きました。 棟上は天候を案じ十三名もの職人さんが集まり着々と作業が進んで行きました。下準備は済んであり話さずとも太い柱、梁が組み合わさっていきます。まさに私の職場が目指している「作業改善」のお手本のような現場を見る事が出来ました。 レッカーの方も、作業の流れを見て手伝いをされる等、今まで抱いていた 職人さんの「金髪」「携帯」「どこでもタバコ」「ぶかぶかズボン」といった嫌なイメージとは違い 評判どおりの良い職人さんが集まっていました。
総じて大喜工務店さんを語るなら「質実剛健」の一言に尽きます。太い柱や梁を見るとその凄さが肌へと伝わり安心感へと変わります。ただ、「材料だけが凄い」、「社長の思いや仕様書が凄い」だけではなく、 「仕様どおりに組立てていく大工さん」、「良い物を一番にと提供される業者さん」があって立派な家ができるのだと棟上を見て感じました。
八寸の大黒柱というシンボルを見て、自分自身もこのようにしっかりしなければならないと気が締まりました。 皆様のお陰で建築中の家も年を越すことが出来そうです。伊吹の麓と言うこともあり益々気候が厳しくなりますが、安全第一、健康第一で 引き続きよろしくお願いいたします。

「住まいは工業製品ではありません。生きる喜びを実感するためにあります。」
大喜工務店さんのホームページにある言葉で一番好きな言葉です。
大喜工務店さんの"家作り”には時間がかかります。それは、施主と一緒になって"家を作り上げる”からです。私は、登山をしますが、以前、"山の会”に入る時に、
「”連れて行って下さい”というスタンスの奴は来るな!」と言われました。
それは、登山が自己責任を伴うスポーツである事が大きいのですが、「一緒に行きましょう」という気持ちでないと達成時の喜びが全く違うからだと思っています。
行程を決め、万が一に備えた計画書を作り荷造りをする等万全を尽くす苦労を伴わないと実際達成感もなく、記憶にさえ残りません。連れて行ってもらう登山は、大抵は
苦痛なだけで全く面白くありません。そこが 観光と全く違う点です。
”家作り”も同じで、施主は”作ってもらう”ではなく"一緒に作り上げる”でないと”本当の住まい”にならないと思うのです。
私も偉そうなことは言えませんが、一時は"マンションでも、建売でもいいや”なんて考えていた時期もありました。メイドインジャパンを手っ取り早く買えるし簡単に手放せるなら縛られることもなく身軽だからです。
しかし、家は"通販カタログで買うもの”、”2ヶ月位で建てるもの”ではないと思います。
なぜなら、施主の意思が入っていない家は、"自分の家”ではなく愛着がわかないからです。日本中のどこに行っても同じような家が建っているのを見ると悲しい気持ちになります。
造作中にも施主が家に入って、照明器具、腰壁、外壁の塗りの感じ、造作家具の位置、収納の作り、玄関の丸窓等指定させていただいた事は、数えればきりがありません。中でも苦労したのは、
【1】センターキッチンのレンジフードからのダクト処理
【2】アウトドアデッキの中央部を開口できる点です。
【1】は天井がはられていない所でのレンジフード、ダクトの設置は、設備屋さん、大工さん、電気屋さん、大喜さんの傑作で無垢の大梁に吹き抜けの雰囲気と調和し、
ダクトは薪ストーブの煙突のようで格好が良く気に入っています。
【2】は頑丈な材でできたデッキに、大きな開口部を作り、それを日常的に簡単に取付け、取外しできるか?がネックでした。若い大工さんと「どうしたらいいでしょうねぇ」と思案していたところ、将棋好きな大工さんが屋根を指差し「こんな凄い建物が出来るんやったら、このくらい簡単なことやろ。」と言われました。確かに
大工さんの仕事は、太い柱に太い梁を組み立てる大きな事から、無垢の床、腰壁をはる等、手間や根気が要る事までされています。「こんなのができるんだったら、これ位の事は」という言葉に不思議な位納得しお任せしました。工夫を凝らした施工をして頂いたお陰で、引越しの時には大活躍しました。縁側として使えるので楽しみです。
振り返ってみますと私どもの家作りは、本当にありがたいことばかりでした。家族とお金の事を考え、色んな事を見聞きし、判断し、決定するのは、まるで会社の社長のようで気持ちの良い事のように思えますが、
非常に苦労を伴います。それは、家の事を知れば知るほど、欲は出てきますし、一方で厳しい現実も知らされるからです。
しかし、大喜さんの家作りでは、お金の事は安心でしたし、自然素材で出来ていて構造の強さもお墨付きですから、私どもは、安心して家作りに注力できました。
これから建てられる施主さんとも気安くさせて頂き、基礎の前で話し込んだり、内覧会でいつしか営業マンになっている自分がいました。 それは、大喜さんで家を建てられる方の家作りへの熱い思いは皆おんなじで共感でき、苦労話が好きだからです。
住み始めて少ししか経っていませんが、お蔭様で皆快適に過ごさせて頂いております。
大喜工務店さんへの感謝の言葉は尽きません。これからも、「家作り」を通じて「生きる喜び」を提供される会社であって下さい。
私にとって、「生きる喜び」は、「感謝できること」だと実感しました。家作りを通じて、”多くの人に感謝できることは幸せだ”、
”多くの方に感謝されるような人でありたい”と感じました。
これからも”家作り”にお忙しいでしょうが、健康に留意され、ご家族を大切にして下さい。